【寝屋川市】救える命がある ! 11月10日、寝屋川市全市民一斉の「市民大訓練」を実施 !
令和6年11月10日、寝屋川市では、今後30年以内に70~80%の確率で発生が予測されている南海トラフ巨大地震に備え、市民の危機意識の向上とともに、 地域の自発的な自助・共助の取組を強化することを目的に、市で初めてとなる「市民大訓練」が実施されます。
大規模な災害時は、市職員も被災するため、公助に遅れがでることが想定されることから、避難所の円滑な運営を図るため、地域の実状にあった「避難所開設・ 運営マニュアル」を小学校区単位で設置している地域協働協議会ごとに作成しており、訓練では、このマニュアルの実践を行うとともに、市と地域協働協議会が協力して、同日時に一斉で行うことで、これまで見えてこなかった課題を抽出し、今後起こり得る大規模災害に備えるものです。
また、今年度市立小中学校に設置する一定震度以上を感知した場合に自動開錠する「鍵ボックス」も、この訓練を通して市民に周知を行い、運用を開始するとのことです。 なお、訓練当日は、市役所内に災害対策本部を設置し、市内の被害状況や避難所などとの連携を確認する災害対策本部訓練も同時に行われます。
◇日 時:令和6年11月10日(日)午前9時から午前11時30分(予定)
◇場 所:市立全23小学校(望が丘小学校・中学校含む)
※災害対策本部訓練は、市役所議会棟4階第一委員会室
◇内 容
・個人で行う訓練
1.まず低く 2.頭を守り 3.動かない
・集団避難訓練 自治会単位で集合し、避難所へ移動します。
・避難所開設訓練 地域協働協議会の役員の方を中心に、参加者・ 市職員で避難所を設営します。
・災害対策本部運営訓練
災害対策本部員(市長・副市長・教育長・部長級) による訓練を実施します。
1. 訓練想定
南海トラフを震源域とする 大規模な地震が発生。老朽家屋や塀は崩れ、上下水道、電力や 道路 、通信網は寸断。
・震度 6弱 、マグニチュード 9.0 ~9.1
・建物全壊 12,804 棟、半壊 12,661 棟(一部道路が寸断)
・出火8件、死者78人、負傷者 1,449人
・停電 52,841軒
・ガス供給停止 91,082戸
・水道断水 229,731人
2. 対象
市民 (居住者、事業者等)
3.参加団体
地域協働協議会、自治会、市消防団、寝屋川消防署等
4. タイムスケジュール
≪市民≫
9:00 サイレン(緊急速報メール(エリアメール)配信)
↓ 個人で行う訓練
9:10 避難開始
↓ 自治会ごとに決められた集合場所に集合
9:30 避難所へ移動開始
↓ ※避難所の設営にあたる方は9時45分集合
10:10 グラウンドに集合
↓ 市消防団による救助用資機材の説明・鍵ボックスの説明
10:45 避難所レイアウト等の確認
↓ 1.避難所(テント・発電機・仮設トイレ等)
↓ 2.ペット専用スペース
↓ 3.特別教室(妊産婦や配慮を要する方の避難スペース)
11:30 終 了
≪市職員(災害対策本部運営訓練)≫
9:00 災害対策本部自動設置
9:45 第1回会議
11:15 第2回会議
5. 救助用資機材
令和2年度から全市立小・中学校に 大規模災害時を想定し、電動チェーンソーなどの救助用資機材を常設配備しています。
令和6年度には、エンジン式チェーンソーも小学校に配備。今後も更なる充実を図ります。
※訓練当日は、市消防団による救助用資機材の取り扱いの説明が行なわれます。
6. 鍵ボックス
大規模災害時に、市職員や地域協働協議会役員による避難所開錠が困難な場合を想定し、一定震度以上を 感知した場合に自動開錠する鍵ボックスを市立小中学校に設置することで、市民の速やかな避難の実現を図るものです。
この鍵ボックスは、停電時にも利用可能な乾電池式を採用しており、震度5以上を感知すると自動開錠するほか、物理キーでの開錠も可能な仕様となっています。
鍵ボックスの中には、避難所開錠キーと合わせ、校門の開錠後に避難者を運動場まで誘導することや体育館へ避難する場合の注意点などを記載したマニュアル、体育館へ入館する場合の安全点検のチェックリストも併せて格納します。
なお、鍵ボックスの運用は、令和6年11月10日の 市民大訓練に併せ開始するもので、本訓練の中で、説明及び周知を図っていきます。
≪設置する鍵ボックス≫
(1) 電源は乾電池で動作し、震度5以上を感知すると自動開錠します。
(2) 寸法は幅300mm×高さ420mm×奥行160mm
(鍵フック 10 本、A4 ファイルの格納が可能なサイズ)
≪設置工事≫
令和6年9月12日から設置を開始し、10 月末までに設置完了。
出来る限りの準備をして、大地震に備えたいですね。
寝屋川市役所経営企画部企画3課より情報提供いただきました。
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