【寝屋川市】全長約15mの巨大蛇の一部が市役所に出現! 来年は「巳年」干支とんどお披露目!
2024年11月18日、寝屋川市の高倉とんど保存会が制作した来年の干支「巳」にちなんだ「干支とんど」の蛇の一部が寝屋川市役所に出現しました。
蛇の「干支とんど」は、頭部・胴体・尻尾など 4パーツに分かれ、高さ約3メートル、全長は約15メートルで、牙を立て今にも襲い掛かりそうな躍動感のある姿をしています。
このとんどは、市東部の高倉とんど保存会のメンバー35人が、高倉地域で収穫された稲わらや青竹などを使い、約2週間をかけて制作。
11月15日から17日まで行われた「月見とランタンの夕べ」で展示されていたものです。
高倉とんど保存会では、地域の伝統を子どもたちに知ってもらい後世に残そうと、約50年前に途絶えた正月飾りやしめ縄などを焼いて五穀豊穣・無病息災を祈る 「とんど焼き」を、平成22年に復活させました。今回で14回目を迎え、干支を一周したため、巳は2回目の作成です。
高倉とんど保存会の小林伸行さんによりますと、「巳の制作も今回で2回目となりました。前回はヤマタノオロチを作りましたが、首が8本もあり制作に苦労した覚えがあります。今回は本当の蛇を作ろうと思い設計をしましたが、全長が長くなるほど運搬が困難であり、今回初めて4パーツにして現地で組み立てることにしました。しかし勘合部分の精度と頭の部分の安定性がすごく難しく補強を増やすなど今年も苦労して制作しました。」ということです。
毎年、年男年女の方から「来年は私の年だから干支とんどを楽しみにしている」と言ってくださるのが、励みになり、期待されるとうれしい半面どんなポーズにしようかと、あれこれ悩みながら構想を練っているそうです。
「作り終えるとほっとしますし、 それを見た方々が驚いたり、喜んだりして写真を撮っているのを見るとうれしく、来年も作ろうという意欲が湧いてきます。」とご苦労がありながらも、やりがいを感じて毎年取り組んでおられることがわかります。
また、今年は校区が広がった(2024年4月、梅が丘小学校と明和小学校がひとつになり、望が丘小学校として開校した)こともあり地元だけではなく地域の方々も応援に駆けつけてくれるなど、多くの人に参加してもらって作り上げることができたということです。
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最近は、高倉地域の「とんど焼き」が SNSなどで紹介されるようになり、約 50年前の賑わいを取り戻しつつあり、多くの人たちに親しまれる行事となっています。
号外NET寝屋川市や号外NETピックアップ! 大阪府でも、度々ご紹介し、筆者も毎年、市役所の展示やとんど焼きの当日の様子を取材させていただいています。
市役所での展示
・2024年11月18日から12月1日まで(市役所の正面玄関内、頭部のみ展示)
高倉地域での展示
・2024年12月22日(日)から2025年1月12日(日)まで
全長展示(頭部・胴体・尻尾)
※ライトアップ時間:午後5時30分頃から午後8時頃まで
場所:寝屋川市梅が丘2丁目
(讃良川沿いJR線路を越えた田んぼ内の予定)
第16回高倉とんど焼き
・2025年1月12日午後5時点火(予定)
最近では高倉とんど焼きが寝屋川市の名物になりつつあります。とんど焼きでは五穀豊穣や無病息災などを願って火をつけて焼きますが、当日とんど焼きを見に行けない人も市役所やイベントで巳(蛇)を見ることで、願いが叶うようになればいいですね。
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