【寝屋川市】悲報。寝屋川市駅前の名店「喫茶RiO(リオ)」が3世代57年の歴史に幕。最終営業日は3月31日。
寝屋川市駅前のアドバンスロード商店街の入り口に位置する昭和レトロな名店「喫茶RiO(リオ)」が、2026年3月31日をもって3世代57年の歴史に幕を閉じることを発表しました。

寝屋川市駅を利用する方なら誰もが目にしたことがあるオレンジとブルーのテント。

この「喫茶RiO」は、昭和45年10月に創業しました。昭和45年と言えば、大阪万博が開かれた年です。創業から57年もの間、この場所で営業を続けている寝屋川市駅前のシンボル的なお店です。

「喫茶RiO」のインスタグラムに以下のようなお知らせが発表されました。
【大切なお知らせ】
いつも「喫茶RiO」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
誠に勝手ながら、当店は2026年3月31日をもちまして、閉店させていただくこととなりました。
昭和から平成、そして令和へ。
57年という長い歳月の中、3世代にわたって営業を続けてこれたのは、ひとえに足を運んでくださった皆様の温かい支えがあったからです。
昨今の物価高騰や設備の老朽化など、苦渋の決断ではございますが、この場所で紡いできた思い出は、私たちにとって一生の宝物です。
営業終了まで残り約1ヶ月となりますが、
最後の日まで、一杯のコーヒーに心を込めて皆様をお迎えいたします。
皆様にお会いできるのを、スタッフ一同心よりお待ちしております。
最終営業日:2026年3月31日(火)
営業時間:7:00〜18:00

このお店が創業して間もない昭和48年頃の写真がこちらです。

水谷歯科や枚方信用金庫の看板、現在のアドバンス寝屋川1号館の場所には木造の建物があり、鮮魚、仕出しなどの文字が見て取れます。ダイキンクラッチは現在のエクセディです。住友生命は現在アドバンス寝屋川2号館に入居しています。パチンコマンモスの建物には麻雀の文字も見えます。京阪バスもこの道を通っていました。

すっかり変わってしまった周りの風景ですが、「喫茶RiO」だけが、当時の面影そのままに営業を続けてこられたことがわかります。喫煙できるお店が減っている中、喫煙可にしているので、愛煙家の方にはうれしいお店です。

店名RiO(リオ)の由来をお店のマスターにお訊きしました。現在のマスターは3代目となる創業者のお孫さんです。

RiO(リオ)はポルトガル語で「川」を意味するそうです。
市内を流れる寝屋「川」
お店の住所の寝屋「川」市
店主の名字の中「川」
昔から川が合流する所には人が集まり発展していくことから、それにあやかって、お店にもたくさんのお客さんが来て欲しいという願いを込めて創業者であるマスターの祖父母がつけたそうです。「RiO」という店名にはそんな思いが詰まっているのですね。

八角形のデザイン窓に掛かるカーテンもテーブルや椅子も昭和の時代から変わらぬ風情。天井の照明もどこか懐かしさを感じるレトロな内装。

メニューはこちら。

フードメニューの中でも不動の人気の自家製カレーライスは鶏ガラのスープにピューレ状にした人参、玉ねぎ、トマトを入れてコトコト煮込んで作っているそうです。

サンドイッチは、自家製のマヨネーズで作っていてさっぱりした感じです。ミックスサンドは茹で卵に自家製マヨネーズを使っている正統派のミックスサンドですね。

たまごトーストは厚焼きのたまごを使っていてトーストしたパンが合います。

ワッフルにはアイスクリームとバナナ、ブルーベリーソースが添えられて、たっぷりのチョコがかかっています。

こちらはデザートサンド&オーダートーストです。

チョコレートパフェは、たっぷりのアイスにフルーツが盛られ、昔懐かしウエハースがポイント。

ホットココアにはホイップクリーム。

コーヒーは、京都にある珈琲屋さんと試行錯誤しながら作ったオリジナルブレンドをハンドドリップで淹れています。

モーニングタイムには、好きな飲み物に無料でパンかゆで卵がつきます。朝7時からモーニング営業を行っておられます。

パンとゆで卵を両方つける場合には、+50円となります。

昔懐かしいクリームソーダやレモンスカッシュもあります。

「喫茶RiO」を創業した初代店主は5年前に92歳で亡くなりましたが、89歳まではお店に立ち続けていました。その後は創業者の娘さんとお孫さんがマスターとなって店を切り盛りされてきました。

マスターにおじいちゃんのことをうかがうと、「開店当初から蝶ネクタイ姿の祖父が印象的だった方も多いと思います。昭和の頑固親父なところもあったのでお客さんにも時には優しく、時には厳しく接していた時もあったそうです。」とのことでした。
昭和の時代から信念をもってお店に立ち続けて来られたマスターの姿が思い起こされます。

この通りの先には寝屋川高校があり、当時は高校生カップルがちょっと背伸びして「RiO」でデートしたりしたものです。

初代の思いとお客さんの思い出がいっぱい詰まった「喫茶Rio」ですが、昨年は、57年の歴史の中で初めてのイベント阪神百貨店の「純喫茶ハンシンvol.5」に出店されました。

そんな「喫茶Rio」の閉店は、筆者にとってもあまりに突然で寂しい気持ちでいっぱいですが、原材料の高騰に加え、厨房やエアコンなどの設備の老朽化などを鑑みて、閉店の決断をされたそうで、マスターは、再び会社勤めをされるそうです。

「この店舗はこのまま借りたいという人がいれば貸しますし、大規模改装をおこなって、全く別のお店となるかもしれませんが、この前を通った時にここに「喫茶Rio」があったことを思い出してもらえると嬉しいです。」と話してくださいました。

寝屋川市の発展とともに歩んできた「喫茶Rio」閉店まで1ヶ月を切りましたが、思い出のある方も1度行ってみたいと思っていた方も最後に訪れてみてはいかがでしょうか。
「喫茶Rio」はこちら↓↓↓






