【寝屋川市】6月30日は、夏越しの大祓。半年間のけがれを茅の輪くぐりで落とし清めて開運招福や厄除けを祈願!
1年の折り返しにあたる6月30日に各地の神社で開催される「夏越祓」は「茅の輪くぐり」で上半期のけがれをはらう伝統行事です。
大きな「茅の輪」の間をくぐり抜け、下半期の無病息災を祈ります。また、形代(かたしろ)を納める大祓式などを行い、半年間の厄を落とし清めて、残りの半年間の開運招福や厄除けを祈願する祭典も執り行われます。
「茅の輪」 は、6月中旬頃から神社の境内に設置されます。
大利神社では、2024年も6月30日午後2時より、夏越しの大祓い「茅の輪くぐり」が斎行されます。
茅の輪のくぐり方
茅の輪をくぐるときは、決められた作法があります。
「水無月の夏越の祓する人は、千歳の命延(の)ぶというなり 蘇民将来 蘇民将来」と唱えながら、左回り→右回り→左回りの順で、8の字を描くように3回続けてくぐります。
昨年に続き、今年も茅の輪くぐり、大祓人形の焚き上げが行われます。
「茅の輪くぐり」では、神社の境内に立てられた直径数メートルほどの大きな輪をくぐります。
輪は茅(ちがや)という草で作られており、これをくぐって身を清めます。
大利神社の御祭神は「大歳神」 「菅原道真公」 「大国主大神(大黒天)」「事代主大神(恵美須神)」 です。
貞享三年(1686)の調査(河内名所図絵)には古くよりありと記され、創建年代は不明ですが、宝永五年に地震・大風により大破し、宝永六年(1709)に再建、文化十四年(1817)修復時の棟札が残されています。
このうち宝永六年の棟札には、神宮寺であった「金剛寺」と「住持圓了」の名が記されていることから、明治初年の神仏分離までは、金剛寺の僧が神社の管理に当たっていた事がわかります。
境内には「皇太神宮社」 「稲荷社 」 などの末社があります。
「八幡社」
「神牛社 」の牛さんは身代わりの牛さんとして地元の人々に親しまれていて、痛い所が有るとその部分を撫でると痛みを取ってくれると信じられています。
夏越の祓に欠かせないのが、「水無月」と呼ばれる和菓子。
外郎(ういろう)の上に、邪気を払うと言われる小豆がのせられています。
三角形にカットした形にも、厄除けの意味があります。
和菓子屋さんでは、夏越の祓が近づくと水無月が店頭に並びます。
奉納されているのは「片野桜」です。
「なぜ神宮大麻をおまつりするの?」についての立て看板。
天の岩屋戸についての説明もありました。
今年の干支辰の絵馬です。
現在の社殿は江戸時代に再建されたもので、権現造りとなっています。
菅原道真公がお祀りされたのは江戸時代からで、この辺りを治めていた淀城城主 永井信濃守が道真公を崇敬していたからです。
6月30日は、寝屋川市内では、大利神社の他に八坂神社、友呂岐神社などでも茅の輪くぐりの神事が行われる予定です。
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