【寝屋川市】歳神様を空に送る伝統行事、高倉とんど焼き。今年の干支巳と昨年の干支辰のとんどが炎につつまれる!
令和7年1月12日(日)に寝屋川市の高倉地域で毎年の恒例行事である「高倉とんど焼き」が行われました。
とんど焼きが行われたのは、寝屋川市梅が丘2丁目の讃良川沿いの田んぼ内です。
今回で16回目を迎えた「高倉とんど焼き」は、約50年前に途絶えた正月飾りやしめ縄などを焼いて五穀豊穣・無病息災を祈る「とんど焼き」を、高倉とんど保存会が復活させたもので、毎年、その年の干支にちなんだ「干支とんど」を焼いています。
今年のヘビは、全長約15メートルと大変長くて、迫力のある造りになっていたため、市役所や寝屋川公園駅での展示では一部のみが展示されました。
市役所等で展示されていた高さ約3メートル、全長約15メートルの干支とんどは、令和6年12月22日から令和7年1月12日までの間、高倉地域の田んぼに展示されていました。
12年前の平成25年の高倉とんど焼きは、ヤマタノオロチでした。
最近は「高倉とんど焼き」が ニュースやSNSなどで紹介されるようになり、約50年前の賑わいを取り戻しつつあり、多くの人たちに親しまれる行事となっています。
令和7年高倉とんど焼きの様子
令和7年1月12日(日)午後5時前になると、多くの人が集まってきました。
広瀬けいすけ寝屋川市長が、見物客の前に立ち、新年の挨拶とともに、寝屋川市が10年ぶりに「消滅可能性自治体」から脱出したことについてのお話をされました。
これまで高倉地域を含む旧第四中学校校区は、特に人口減少の激しい地区でしたが、望が丘小中一貫校の開校とともに人口が増え、見事に人口減少から増加に転じ、令和6年に寝屋川市が「消滅可能性自治体」から脱出したということです。
なんだか令和6年の干支の辰が喜んでいるように見えますね。
高倉とんど保存会の会長小林伸行さんからも挨拶があり、地域の皆さんに支えられて、とんど復活から16回目を迎えられたことへの感謝とこれからもこの伝統行事を続けていきたいとのお話がありました。
最初に令和6年の干支の辰に辰年生まれの年男年女が火をつけました。
龍の背中から炎が上がりました。
次はいよいよ巳年の巳の番です。
こちらも今年の年男、年女が、点火しました。
炎は高く燃え上がり、歳神様を空に送ることができました。
令和7年は、例年とんど焼きを実施していた田んぼの川を挟んだ向かい側の田んぼで実施され、一般は川向こうからの見物でしたが、筆者はすぐ近くで取材させていただきました。
最後に注連縄などが納められたとんどに火が点けられました。
火の粉がパチパチと音を立てて、近くにいると熱いくらいでした。
昨年は、米の不作で米の相場が高騰するという事態になりましたが、今年は、五穀豊穣となることを祈り、物価高で苦しい市民の生活も安定することを願いました。
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