【寝屋川市】日之出商店街の中に佇む日本料理の「ありよし」の「季節の天麩羅ランチ」で旬の食材を存分に味わう。
寝屋川市駅から、さわやかロードを歩いて7分ほどの日之出商店街の中に2024年3月にオープンした日本料理の「ありよし」を訪問。
お隣は、鉄板食堂 KABACHAN。筆者が訪れたのは、日曜日だったため、KABACHANは、お休みでシャッターが下りていました。
ここが、以前は何だったかと言うと、運動靴、上履きやサンダルなど、普段使いの履物屋さん「だるまや」でしたね。
「ありよし」では、この夏からランチの提供を始めたということで、事前に電話予約をして訪問しました。
中が見えないので、ドキドキしながら、扉を開けると、カウンター6席のこぢんまりした上品な割烹料理店でした。
ランチタイムは、「季節の天麩羅ランチ」一択。先ず、最初に出てきたのがこちらの前菜の小鉢と新鮮なお刺身。
お刺身にかかっている黄色い粉は、からすみパウダー。
からすみ(唐墨)はボラなどの卵巣を塩漬けし、天日干しして作られる日本の高級珍味です。これは、からすみをパウダー状にしたものですから、お醤油をつけずに、からすみの風味を楽しみながらいただきます。
小鉢は、海老と冬瓜とミズ。やさしい味の煮びたし。
らっきょのサラダ。泉州の水ナスも入っていましたよ。
ごま豆腐。赤だしにご飯もあり、これだけでも十分にランチセットになっています。
しかしながら、今日のメインは「季節の天麩羅」。
これが、揚げる前の食材。
白なす、万願寺、とうもろこし、松茸。
手前の白い可憐な花は、にらの花です。
中央の見慣れない山菜はミズのこぶ。
ミズの葉の付け根にできるむかごです。
初秋から採れ、シャキシャキのミズとぬめりのあるむかごの食感が楽しめます。
秋田から、仕入れた旬の食材です。
これらの食材をひとつひとつ天麩羅にしていただきます。
海の食材がこちら。
海老、アワビ、鱧、さんま。
鱧は、抹茶塩でいただきましたが、アワビには、肝醤油がかけてあり、そのままの味と食感を楽しみました。
さんまは、紫蘇と一緒に揚げて、梅肉で。
最後は、大きな海老の天麩羅。お出汁でいただきました。
〆は、天麩羅茶づけ。
ご飯の上に揚げたてのかき揚げをのせて、出汁をかけていただきます。
おなかいっぱいでも、これまた美味しくさらさらといただくことができます。
最後に季節のフルーツ。この日は、種無しピオーネでした。
夜のメニューもコースですと事前予約が必要です。
日によって、入荷する食材が違うので、日々変わりますが、手書きのメニューがこちら。
お鮨もあります。
京都の都ホテルのフレンチで腕を磨き、その後日本料理の料理人となったマスターは、寝屋川に移り住んで18年。「ありよし」オープンまでは、「岩崎家」で料理の腕をふるっていました。寝屋川で、このレベルのお料理を味わえるお店はなかなかありません。
また、是非夜の「ありよし」に行ってみたいと思いました。
「ありよし」は、こちら↓↓↓